2020.11.26Tue  co+shegoto2020 講座2「夢or事業 持続する経営のリアルを語る」@富士東部

1. 実施概要

 2020年11月24日(木) 10:00-12:30

富士吉田市民会館 会議室1・2 

 

2. 本日の流れ

(1)  オープニング

行政・金融機関・商工会、コワーキングスペースなど、「起業したい!」という皆さんを応援してくれる人はたくさんいます。ただ、それぞれの機関で得意な分野や関わり方は違います。

本講座では地域にいる様々な支援機関の皆さんが集まり、これから起業したい!もっとステップアップしたい!と考えている参加者の皆さんとつながるきっかけになればいいなと企画しました。

パンフレットやホームページには載っていない、どんな人がどんな思いで起業支援に関わっているのか?など、パンフレットやホームページには載っていないここだけの話も聞ける機会となりました。

いろんな人の話を聞いて、なにをサポートしてくれるのかを理解したうえで、自分に合った支援機関さんを選んでほしい。また、講座で一度顔見知りになれば、相談窓口へ相談しに行きやすくなるのではないかと考えています。

 

(2)  本日の講座で目指しているところなどの説明

①起業のために使える制度って何があるのかを知ってもらう

②地域の支援機関さんと顔の見える関係になってもらう

③女性が起業したいときの支援ニーズを知ってもらう

以上の3つが本講座での目的となっています。

 

(3)  チェックイン

 ・お名前

・今日の期待

を共有しました。

会場が遠くだったから、子どもが小さいから、など様々な理由でオンラインでの参加をしてくださった皆さん、新型コロナ感染症の影響でオンラインでも受講できるように設定しましたが、そのおかげでたくさんの方の参加が可能になってよかったなと最終日に改めて感じました。

 

(4)  ゲストへのインタビュー

以下の4組に分けそれぞれ15分間ずつ自己紹介とインタビューをしていきました。

 

①山梨県よろず支援拠点・都留信用組合

【よろず支援拠点】

様々な知識・経験を持つコーディネーターが所属し、経営者・事業者のあらゆる相談に対応することができます。

Q.補助金を視野に入れた際に準備しておくことは何ですか?

A.自分の考えているビジネスの分野が、補助金のテーマにそっているか確認してほしい。

 

【都留信用組合】

金銭面の相談することができます。また都留信用組合では創業スクールも行っています。

Q.相談に行く際に準備しておいてほしいことは何ですか?

A.アイディアや事業イメージがはっきりしていてほしいが、ふわっと考えているだけでも、お話をしながら一緒に決めていきます。

 

②西桂町役場・まちのtoolbox

【西桂町役場】

行政という立場で、地域の事業者向けの補助金や情報発信などを行なっています。

【まちのtoolbox】

行政に近い一般社団法人で、官民共同のまちづくり組織です。企業さんと行政をつなぐ役もしています。移住促進や仕事創出、生涯学習・健康増進と4つのテーマで事業の創出。地域の情報集約やマッチングなどを行なっています。

 

③道の駅つる・anyplace.work富士吉田

【道の駅つる】

地産地消を目指し、地域でとれたお野菜や、加工品を販売しています。

【anyplace.work富士吉田】

富士山の麓にあるコワーキングスペース・シェアオフィスです

デスクワークをしたい方、打ち合わせをしたい方、だけでなくスタジオとして使いたい方などなど…利用する方の希望に寄り添いながら空間を提供しています。

 

(5)  質問まとめ
ゲストへのインタビューを聞き、それぞれ質問や感想をA4の紙にまとめました。 

 

(6)  マグネットテーブル

 オンラインの方では会場から、まちのtoolboxの伊藤さんが入ってくださいました。

オンライン参加の方々は居場所づくり系の事業を考えている方が多く、その共通点から参加者さん同士でもお話が盛り上がっていました。

また、伊藤さんの方から「起業を考えた際に何が一番の壁になってきますか?」と参加者さんに質問する場面がありました。

 

(7)  チェックアウト

オンラインではチェックアウトを行いました。

今回は、co+shegoto2020最後の講座だったこともあり「終わってしまうのが寂しい」「参加できてよかった・楽しかった」など本講座だけでなく全体の感想をお話してくれた方もいました。

 

3. 参加者の様子

 co+shegoto2020最終日となった@富士東部では、参加者さんの緊張した様子も見られず、チェックインから始まり、チェックアウトまでスムーズに進むことができました。

オンラインでは、ゲストへのインタビューの間チャット機能を使い、それぞれ思ったこと、疑問に思ったことをリアルタイムで共有しました。

オンラインでは参加者さんの顔を直接見ることはできませんが、画面越しでも自分のビジネスを成功させたい、多くの人を助けたいという熱い気持ちが伝わってきました。

リアル会場でも「こんなこと聞いてもいいか分からないけど、勇気を出して聞きに来ました!」という方もいらっしゃって、この場だからこそ・せっかくのチャンスだからこそ話そう・聞こう・繋がろうという空気に溢れていました。

 

 

4. 参加を通してのづき

 私は講座2ではオンライン参加2回、会場参加2回の計4回参加しました。

自分で支援機関さんを調べることもできますが、本講座に参加することで2時間半のうちにいろんな支援機関さんのお話を聞けてその場で比較できる上に、後半で気になった支援機関さんに質問までできる+アドバイスまで聞くことができる。改めて考えるととても素敵な時間だなと思いました。

co+shegoto2020全講座・交流会・見学会を通して、ここで得た知識は今後どう生かせるかなと考えた時、自分に生かすことができなくても、これから出会う人にこの知識を少ないながらも伝えてその人のためになれば、参加したことに意味があり受講生としての任務が果たせるのではないかと個人的に思いました。

 

 

 

Writing:co+shegotoコミュニティマネージャー 望月瑠菜


2020.11.24 Tue  co+shegoto2020 講座2「夢or事業 持続する経営のリアルを語る」@峡東地域

1. 実施概要

 2020年11月24日(火)10:00 – 12:30

甲州市商工会 2階

 

2. 本日の流れ

(1)  オープニング

行政・金融機関・商工会、コワーキングスペースなど、「起業したい!」という皆さんを応援してくれる人はたくさんいます。ただ、それぞれの機関で得意な分野や関わり方は違います。

本講座では地域にいる様々な支援機関の皆さんが集まり、これから起業したい!もっとステップアップしたい!と考えている参加者の皆さんとつながるきっかけになればいいなと企画しました。

パンフレットやホームページには載っていない、どんな人がどんな思いで起業支援に関わっているのか?など、パンフレットやホームページには載っていないここだけの話も聞ける機会となりました。

いろんな人の話を聞いて、なにをサポートしてくれるのかを理解したうえで、自分に合った支援機関さんを選んでほしい。また、講座で一度顔見知りになれば、相談窓口へ相談しに行きやすくなるのではないかと考えています。

 

(2)  本日の講座で目指しているところなどの説明

①起業のために使える制度って何があるのかを知ってもらう

②地域の支援機関さんと顔の見える関係になってもらう

③女性が起業したいときの支援ニーズを知ってもらう

以上の3つが本講座での目的となっています。

 

(3)  チェックイン

 ・お名前

・起業を考えた際に何という言葉で調べますか?調べましたか?(例;起業 補助金 山梨)

以上の2つを共有しました。

 

(4)  ゲストへのインタビュー

以下の4組に分けそれぞれ15分間ずつ自己紹介とインタビューをしていきました。

 

①山梨県よろず支援拠点

様々な得意分野を持つコーディネーターが所属し、地域の事業者・経営者の皆さんの相談をいつでも何回でも受けてくれます。最近だと補助金の申請のお話が多いです。

Q.助成金などの申請の時にどのようなことがポイントになりますか?

A.決められた文字数で、審査するにどれだけ伝えられるかが大事になってきます。またその分野について全く知らない人が対応することもあるので、そういう方にも伝わる表現や文章を書くことを意識することも大事です。

 

 

②甲州市商工会・甲州市役所

・甲州市商工会

地域の企業の経営・金融相談、確定申告などの記帳税務・労務相談、新規開業など、地域で様々なサポートをしていきます。

・甲州市役所(観光商工課)

地域の問題に目を向けてそれに合った事業を応援しつつ、家賃補助や各種補助金などで応援をしています。

 

Q.甲州市に多い業種は何ですか?

A.農家さんが多いことから、加工品の相談が多いような気がします。また土地柄、観光の分野も多いです。

Q.甲州市の改善点、ビジネスの狙い目を教えてほしいです。

A.駅前や市役所周辺の商店街など、かつてはお店なども多く栄えていた地域にまた盛り上がりができたら嬉しいなと思っています。

 

 

③日本政策金融金庫・山梨信用金庫・JA山梨信連

・日本政策金融金庫

政府金融機関としてセーフティネット機能・経済発展への貢献、地域活性化への貢献と3つの役割を果たしている機関です。山梨には甲府支店があり、山梨県の女性起業支援講座にも初年度から関わっていただいています。

・山梨信用金庫

「やましん」という愛称で、地元企業に訪問して問題解決に一緒に取り組みむなど、地域に根付いて事業を行なっています。また、困りごとに応じて適した機関とつなぐ役もしています。

・JA山梨信連

資金面、金融面のJAの本部。融資・窓口の為替業務のほかに、農業をやりたい・続けたい方の担い手支援を行っています。

 

Q.金融機関に行く際に事前に準備しておいてほしいことは何ですか?

A.自分の言葉で何をやりたいのか、今後どうしていきたいのかを話せる準備を整えてきてほしい。現時点では頭の整理ができていなくても、来てもらって話していくうえで、適した機関を紹介することもできます。こちらから沢山質問をしながら、それに対して遠慮せずどんどん答えてもらえたらと思います。

 

 

④パンこころ・AromaTOUCH・甲州KULAS

・パンこころ 古家さん

心のこもった、心があたたまるパンを作り続けたい!という思いを込めて、生徒さんを対象にパン教室を行っています。これまでは場所をお借りして教室を開催してきましたが、これからは自分で場所を確保して教室をやっていくとのこと。今回はそんなシフトチェンジのタイミングにどんなことを考えているのか?などをお聞きしました。

 

Q.自宅で事業を始めたきっかけは何ですか?

A.同業者の方との共有ペースでやっていたのですが、同じ場にいると同業者の方の真似をしていて自分らしさがあまりなかった。自分の場を持ってからやり方が変わり、今は、自分のスタイルで教室を行えている。

 

 

・AromaTOUCH ワカスギさん

資格取得の教室・アロマを使ってボディートリートメント・手作りのアロマ体験教室を行っています。アロマに日常で触れる機会は増えたものの、実は自分の肌や体質にあったものでなければ逆効果になってしまうことも。お客様にあったアロマテラピーを提供し、心から楽しんでもらいたいという思いがあります。これまでサロンを運営してきた中で気づいたことなどをお聞きしました。

 

Q.自宅で事業を始めたきっかけは何ですか?

A.まだ自宅教室だけではないので、生徒さんが安心感を感じられるように、いずれは自宅にちゃんとした教室が欲しいと考えています。

 

 

・甲州KULAS 三森さん

「新しい働き方講座」がきっかけとなり、様々な個人授業主のメンバーがパラレルワークを実践しています。様々な経歴やバックグラウンドを持つメンバーでコミュニティー作りも大事にしています。

 

Q.どのようなきっかけで始まったのですか?

A.8時間きっちり働くことが可能ではない人(介護・子育て…)にもお仕事ができるように、新しい働き方を実践する!という意気込みもありました。ライティングやリサーチ、移住相談や観光案内など、それぞれの資源・得意で地域に関わっていけたらと思っています。

 

以上の4組にはほかにもたくさんの質問に答えてくださいました。

 

 

(5)  質問まとめ
ゲストへのインタビューを聞き、それぞれ質問や感想をA4の紙にまとめました。 

 

(6)  マグネットテーブル

 ゲストへのインタビューを終えたうえで、「もっとお話を聞きたい・質問をしたい」ゲストのいるテーブルに分かれました。

4つの分科会に分けましたが、1つの分科会を更に2つに分けたりして、より個人個人に詳しく、アドバイスをできるように工夫をされていました。

3. 参加者の様子

 会場がコンパクトだったため、会場参加の方は多くはありませんでしたが、人数の少なさを感じさせないくらい会場は盛り上がっていました。ゲストへのインタビュータイムは真剣にお話を聞き、マグネットテーブルタイムは積極的に自分の興味のある分科会に足を運び、質問をしたりアドバイスをもらったりしていました。

先輩起業家さんのいる分科会では、リアルな悩み事を相談している方がいて、数分後に「ありがとうございました!」と笑顔になった瞬間が印象的でした。

 

 

4. 参加を通してのづき

 co+shegoto講座2@峡東地域に参加して、改めてそれぞれの支援機関の特色を知っておくべきだなと思いました。自分で調べることもできますが、co+shegotoでは調べても出てこないことを聞くことができたり、組織の意見ではなく組織に属している方の一個人としての言葉が聞けるので、とても魅力的だなと思いました。

 

 

 

Writing:co+shegotoコミュニティマネージャー 望月瑠菜


2020.11.19 Thu  co+shegoto2020 講座2「夢or事業 持続する経営のリアルを語る」@峡南地域

1. 実施概要

 2020年11月19日(木)10:00 – 12:30

山梨中央銀行  ライフスクエア(昭和支店)

 

 

2. 本日の流れ

(1)  オープニング

行政・金融機関・商工会、コワーキングスペースなど、「起業したい!」という皆さんを応援してくれる人はたくさんいます。ただ、それぞれの機関で得意な分野や関わり方は違います。

本講座では地域にいる様々な支援機関の皆さんが集まり、これから起業したい!もっとステップアップしたい!と考えている参加者の皆さんとつながるきっかけになればいいなと企画しました。

パンフレットやホームページには載っていない、どんな人がどんな思いで起業支援に関わっているのか?など、パンフレットやホームページには載っていないここだけの話も聞ける機会となりました。

いろんな人の話を聞いて、なにをサポートしてくれるのかを理解したうえで、自分に合った支援機関さんを選んでほしい。また、講座で一度顔見知りになれば、相談窓口へ相談しに行きやすくなるのではないかと考えています。

 

(2)  本日の講座で目指しているところなどの説明

①起業のために使える制度って何があるのかを知ってもらう

②地域の支援機関さんと顔の見える関係になってもらう

③女性が起業したいときの支援ニーズを知ってもらう

以上の3つが本講座での目的となっています。

 

(3)  チェックイン

・お名前

・今日の期待

を共有しました。

実際に調べて、このco+shegotoのホームページにたどり着き講座に参加した。という方がいました。

 

(4)  ゲストへのインタビュー

以下の4組に分けそれぞれ15分間ずつ自己紹介とインタビューをしていきました。


①山梨中央銀行・山梨県民信用組合・JA山梨信連

Q.なぜ女性の起業を支援しているのですか?

A.起業の支援をしていて、「女性の起業には男性とはひと味違う、特有のものが必要だ」と感じたから、女性の起業を支援している。

Q.銀行に行く際に、事前に用意しとくと会話がスムーズにいくものはありますか?

A.何にお金を使いたいかを明確にしておくとスムーズにいきます。

 

②山梨県よろず支援拠点・ぴゅあ峡南(支援機関)

Q.相談しにいく前に用意しとくと会話がスムーズにいくものはありますか?

A.自分の事業が誰の何を解決するのかを明確にしておいてほしい。もし明確になっていなくて言語化が難しかったら、話を聞いたうえで、一緒に言葉をまとめます。

 

③つづり舎・ヤマテラス(先輩起業家)

ここからは峡南地域で活躍している起業家の皆さんに、どんな取り組みをしているのか?これまでどんなステップを踏んできたのか?などをお聞きしました。

●つづり舎・TOWA

築120年の古民家と出会い、集積された「想い・癒し・好き」が詰まった一日一組の貸切宿を経営しています。

●ヤマテラス

山里暮らしを体験できる農家民泊を経営しています。

Q.人が少ない地域で事業を展開するのに不安はありませんでしたか?

A.同業者が近くにいたので不安はなかった。

A.地域の方が優しくしてくれたので、そこで事業をすることに不安を感じなかった。

これまでにたくさんの地域の人たちが一生懸命残してきた資源や想いを引き継いでいく。地域の中に溶け込んで一緒に取り組んでいくというお話がとても印象的でした。 

 

 

④炊飯部・ベジカーリー(先輩起業家さん)

●炊飯部

毎日ご飯を食べる。そんなことが難しくて大変な日もあった。毎日献立を考え、買い出しをし、調理をする。その時間を家族との時間や自分自身のために使ってもらいたいと、食に関するサポートを行なっています。

 

●ヤマナシベジカーリー

信頼できる食材だけを使い素材の持ち味を大切にしたお弁当屋さんです。日ごと・月ごと・季節ごとにオリジナルなメニューを提供してくれます。

 

Q.事業を始める際に不安はありましたか?

A.わからないことだらけで、不安だったけど、分からない事・苦手なことを人に任せるようになってから、心が軽くなりスタートできた。

A.自信がなく不安だらけだったけど、ある方に「絶対にできる」と言われ勇気が出て進むことができたから、私も今から起業をしたい方に「絶対にできる」と言ってあげたい。

 

以上の4組には他にも沢山の質問に答えてくださいました。

 

(5)  質問まとめ
ゲストへのインタビューを聞き、それぞれ質問や感想をA4の紙にまとめました。 

 

(6)  マグネットテーブル

ゲストの皆さんのお話を聞いたうえで、「もっと聞きたい・質問をしたいこと」を紙に書き出し、自分で選んだゲストのいるテーブルに分かれました。

マグネットテーブルタイムは、前半後半で分けて参加者さんに最大でも2か所のテーブルのお話を聞けるように設定しましたが、前半だけではなく、後半も同じテーブルでお話を聞いている方もいました。

各分科会の中では「自分の考えている事業のお話、助成金のお話」を支援機関さんに聞いたり、先輩起業家さんには「起業する際に不安だったこと、起業をしてから気を付けていること」などを質問したりアドバイスをもらったりしていました。

 

3. 参加者の様子

 会場も広く、参加者さん同士の距離も十分に取れるため、会場には沢山の女性が足を運んでくださいました。講座1・交流会・現場見学会を通して、参加者さんたちも段々とco+shegotoのスタイルに慣れ始めて緊張する様子もあまり見られず、いい雰囲気で会が進んでいきました。

マグネットテーブルの際には、熱い気持ちで自分の事業を説明したり、楽しげに先輩起業家さんとお話をしたり、参加者さん同士で感想を共有したり、会場には沢山の感情が溢れているように見えました。講座終了後も先輩起業家さんや支援機関さんと進んでお話をしている参加者女性の姿を見て、起業への熱い強い気持ちがとても感じられました。

 

 

4. 参加を通してのづき

 講座2@峡南地域では、インタビュアーが質問をして、ゲストスピーカー(支援機関さん・先輩起業家さん)が答えていくスタイルだったので、聞いていて楽しかったです。普段自分から聞くことがない質問などもインタビュアーがしてくださったので、「支援機関さんがこんな想いで支援をしてくれているのか」という発見もありました。

また、起業を考えている女性が機関に足を運びにくい理由の中に「双方の心構えが理解できていないから」ということもあるのではないかと本講座に参加して思いました。女性側、支援する側、お互いがお互いの「心構え」を理解し受け入れることができれば、よい関係が作ることができるのではないかと感じました。

 

 

Writing:co+shegotoコミュニティマネージャー 望月瑠菜


2020.11.17 Tue  co+shegoto2020 講座2「夢or事業 持続する経営のリアルを語る」@中北地域

1. 実施概要

2020年11月17日(火)10:00-12:30

韮崎市役所

 

 

2. 本日の流れ

(1)  オープニング

行政・金融機関・商工会、コワーキングスペースなど、「起業したい!」という皆さんを応援してくれる人はたくさんいます。ただ、それぞれの機関で得意な分野や関わり方は違います。

本講座では地域にいる様々な支援機関の皆さんが集まり、これから起業したい!もっとステップアップしたい!と考えている参加者の皆さんとつながるきっかけになればいいなと企画しました。

パンフレットやホームページには載っていない、どんな人がどんな思いで起業支援に関わっているのか?など、パンフレットやホームページには載っていないここだけの話も聞ける機会となりました。

いろんな人の話を聞いて、なにをサポートしてくれるのかを理解したうえで、自分に合った支援機関さんを選んでほしい。また、講座で一度顔見知りになれば、相談窓口へ相談しに行きやすくなるのではないかと考えています。

 

(2)  本日の講座で目指しているところなどの説明

①起業のために使える制度って何があるのかを知ってもらう

②地域の支援機関さんと顔の見える関係になってもらう

③女性が起業したいときの支援ニーズを知ってもらう

以上の3つが本講座での目的となっています。

 

(3)  チェックイン

・お名前

・今日の期待

を共有しました。

中には支援機関さんがどんな感じか、行く前にこの講座で見てみたい。どんな制度があるか知ってから行きたいと思っている。という方もいらっしゃいました。

 

(4)  ゲストへのインタビュー

以下の4組に分けそれぞれ15分間ずつ自己紹介とインタビューをしていきました。

 

  • ①やまなし産業支援機構・山梨県よろず支援拠点
    経営相談や補助金事業、起業家養成セミナーなどを実施し、多くの起業家・経営者の皆さんのサポートをしています。

    中でもよろず支援拠点では、様々な得意分野を持つコーディネーターが所属し、中小企業や小規模事業者の皆さんの相談を何回でも無料で対応してくれる場所です。本日はよろず支援拠点のコーディネータの方々にもお越しいただき、普段どんな人がどんな相談に来ているのか?などもお話いただきました。

    会場の参加者の方からは、「こんな相談に行ってもいいんですか?」という質問がたくさんありました。
    Q.目標の収入額明確になっていなくても相談に行ってもよいですか?
    A.細かい金額は明確になっていなくても良いが、数年後自分のビジネスがどうなっていてほしいかのイメージは持っていてほしいです。

  • ②甲府市役所・韮崎市役所
    パンフレットやスライドを基に市で取り組んでいる創業補助金や空き家対策事業のご紹介や、起業支援セミナーを様子などもご紹介してくださいました。
    また、甲府市では「なでしこプラス」という女性活躍サイトを運営しています。
    https://www.city.kofu.yamanashi.jp/nadeshiko-plus/index.html

    こうした市で運営しているホームページや広報などに事例紹介として載せてもらうことで、より多くの方に知ってもらうきっかけになったというお話もありました。

  • ③甲府商工会議所・中央市商工会・甲斐市商工会・南アルプス市商工会
    地域企業の支援を行う商工会・商工会議所の皆さんにお越しいただきました。
    地域で事業を行う経営者・事業者の皆さんが集まり、様々な活動や講習会・研修会なども行っています。
    今回の講座では、様々な市町村の方に来ていただきそれぞれの地域で取り組んでいることなどもご紹介いただきました。

    「まちのかかりつけ医」みたいなイメージで、より身近な存在として経営や事業の相談に来てほしいというお言葉がとても印象的でした。

  • ④山梨県立男女共同参画推進センター ぴゅあ総合
    男女共同参画社会の実現を目指し、様々な学習の機会や交流の場を提供しているのが男女共同参画推進センターです。県内にある3拠点の中で今日は甲府市にあるぴゅあ総合の方にお越しいただきました。
    起業のみならず、より良い生き方・働き方などをテーマにしたセミナーの開催や、会議室・研修室・調理室などの貸し出し、女性相談への対応など、様々な皆さんの活動をサポートしてくれる場所です。

    いきなり起業するというのは難しく、最初の頃は小さく活動をしながら成長していく段階も大切です。そんなスタートアップの時期を支えてくれる場もとても重要です。活動する場・人と繋がる場・新しいことにチャレンジしてみる場として利用してもらい、起業へのハードルが少しでも低くなるようにサポートしたいという思いもお話していただきました。

  • ⑤LINKwith&Co
    場所も時間も縛られることなく、「暮らし」も「働くことも」諦めない。をコンセプトに、テレワーク・在宅ワークを提供しています。
    代表である宮下さんは過去のco+shegotoの参加者でもあります。
    情報入力・チラシ作成・ブログ記事などの仕事を企業から受注し、ワーカーさんたちに提供する他、お子さん連れで来られるコワーキングの開催・様々な講習会の開催などを行っています。

    co+shegotoのプログラムも決して「起業」がゴールではありません。自分らしく生きるための選択肢の一つとして起業があると感じられることを目指しています。様々な仕事・働き方を組み合わせて考えていくことが大切ですし、その中にリンクウィズの皆さんが提供しているテレワーク・在宅ワークも一つの選択肢としてあると思っています。

(5)  マグネットテーブル

会場ではいくつかの分科会に分け、もっと話を聞きたいと思った支援機関の方のところへ行って質問などをしていました。オンラインではチャット機能を使い質問や相談事をしたり、お互いがどんな事業をしているかなどのお話で盛り上がっていました。

 

(6)  チェックアウト

オンラインではチェックアウトを行いました。

県外から参加してくださった方から「いくつもの支援機関が一つの会場に集まっていることがすごい、と改めて感じました」という感想や他にも「会場の音声は聞きにくかったけれども、参加者の皆さんとお話ができて楽しかったです。」という感想もいただきました。

3. 参加者の様子

co+shegoto2020講座2の1回目は回線が悪くなってしまい会場の音声が聞きにくく、オンライン参加の皆様には十分に満足のいく講座を提供することが難しくなってしましました。そんな中でも、回線に左右されないチャット機能を使い、主催側・参加者さんの知識を持ち合わせて参加者さんの疑問にみんなで知識を出し合い解決に向かいました。参加者さん同士で協力のおかげで本日の講座をやり遂げることができたと思います。

会場では、「せっかくの機会だから話してみよう!」と普段ならなかなか話にいけない支援機関の方とお話しにいく参加者の皆さんの姿がとても印象的でした。

 

 

4. 参加を通してのづき

co+shegoto2020講座2@中北地域に参加して、参加者同士で知識の共有を行っている場面を見て、専門家でもなくても「聞いてみる」ことの大事さを知りました。専門家ではなくても、その分野の専門家と直接お話をした経験から自分の知らない知識を教えてくれる可能性も大いにあります。なので、聞く前から「この人は専門家ではないから知らない」と決めつけるのはよくないと思いました。

 

人に聞くという行動は勇気が必要ですが、その一歩で、1つ2つ3つ…と知識がたまってより良い方へ進むと思います。時には、冷たい態度を取られることもあるかもしれませんが、そうゆう方はごく一部で、いい人の方が多いと私は思うので、勇気を出して沢山の人とお話をして“心が豊か”になればいいなと思いました。

 

 

Writing:co+shegotoコミュニティマネージャー 望月瑠菜


2020.11.10Tue  co+shegoto2020 先輩の現場見学会1「カフェ&サロン系の現場訪問」

1.実施概要

2020年11月10日(火)9:30-15:00

≪訪問先≫

SHOEI

LE KOPPI

KURUMIハーバルワークス

tapiiri

 

2.本日の流れ

(1)  株式会社SHOEI

 

店舗のなどの設計、リフォーム、リノベーション工事、外構工事、などの業務を行っています。SHOEIさんはただ建物を新しく作るだけではなく、「その場・人々」が積み重ねた物を大事に、お客様の夢や理想に寄り添い、愛のある空間を提供しています。

今回お話しいただいた大原さんがこれまでに手がけてきた物件を写真を交えて紹介していただきながら、リノベーションを通して実現したい思いや、まちや地域の未来への想いなどもお話しいただきました。

{ 感想共有 }

・建物がリノベーションされても、過去にその場に住んでいた方の想いや出来事はそのまま残っていると建物から感じる。

・建物が温かい。

ホームページ:https://shoei-design.jp

 

 

(2)  LE KOPPI(るこぴ)

 

2014年の冬から、趣味で焙煎していたコーヒーを夫婦で販売。旦那さんが忙しく、1人でマルシェに参加することが増え、良子さんがるこぴの顔になりました。

「マルシェに来てくれるお客様ともっとお話がしたい」という思いから、拠点(店舗)も持つことを夢見ていました。朝市やマルシェで出会った素敵な方たちに相談に乗ってもらったり、いい場所を紹介してもらったりし、コーヒーを販売し始めてから6年の月日を得て、今年お店を開くことができました。良子さんは持病を抱えながらも、自分のペースでお客様に向き合い楽しい時間・安心する時間を提供しています。

これまでの取り組みをご紹介いただく中で、「素晴らしいお姉さんたちに助けてもらってます」という言葉がとても印象的でした。決して一人でここまで来れたのではなく、いろんな人に支えてもらった。そんな温かい出会いと繋がりがとても大切だなと感じました。

{ 感想共有 }

・自分自身が素敵でいれば、自然と素敵でいい人が寄ってきてくれるんだ、と思った。

・不安や心配を感じることなく流れに乗れたのは、良子さんが周りの方を心から信頼できていたからできたことなんだと感じた。

Instagram:https://www.instagram.com/le_koppi/

Facebook:https://www.facebook.com/le.koppi.roastery/

 

 

(3)  甲府街中散策

 

参加者の皆さんと移動用のバスに向かいながら甲府街中のお店や物件を散策しました。参加者の方にご協力していただき、ジュエリーの産地・甲府で活躍する作家が運営するジュエリーショップRigelにお邪魔させていただきました。

Instagram:https://www.instagram.com/rigel3252/?hl=ja

 

 

(4)  KURUMIハーバルワークス

 

娘の夏休みの課題がきっかけで始めた石鹸づくり。石鹸が体にいいと知ってから、周りの人にも石鹸の良さを知ってもらいたいと、教室を始めたり共有スペースで石鹸を販売し始めました。そのうち、拠点(店舗)を持ちたいと思いましたが、金銭的に心配があったため助成金を申請し、改装工事をして、拠点(店舗)を持つことができました。

今日はこれまでのお仕事の変化や、助成金申請の時の裏話などをお話しいただきました。

{ 感想共有・質疑応答 }

・家族との時間を削ってまで、売り上げを伸ばそうとは考えていない。という言葉に、お金以外の支出も重視していて素敵だと思った。

・失敗はありましたか?という質問にたいしてすぐに答えずに、考えた結果答えましたが、それも失敗とは受け取らずに次に繋ぐ出来事ととらえているように感じました。

ホームページ:https://www.kurumi-herbalworks.com

 

 

(5)  tapiiri  

雑貨屋さんやカフェめぐりが好きで、こうゆうお仕事がしたいと思うようになりました。また、子どもができたら、家で仕事をしたいと考えていたので今は、家族三人がチームとして暮らしと仕事を両立しています。お店は「人の手と自然から生まれたものを暮らしに」をコンセプトにお店をかまえ、販売やワークショップを行っています。

{ 感想共有・質疑応答 }

・仕事と家事・育児の両立で悩む方も多い中で、家族とチームになって取り組んでいるというお話にとても興味を持つ方がたくさんいました。苦労したこと・悩んだことなどもたくさんあるが、ただそれを大変だっただけで終わらせずに、人とのつながりを利用してその大変を埋める努力をしていました。

ホームページ:https://tapiiri.wixsite.com/tapiiri/about

 

 

3. 参加者の様子

現場見学会1ではバス移動もありましたが、甲府街中は天気にも恵まれて、徒歩で散策しました。バスの中や、歩いているときも参加者さん同士でお話しをしていてとても良い時間を過ごせました。

実際に先輩起業家さんの働いている現場に行き、お話を聞くことで、刺激を受けたり、リアルな感動を受けたりすることが出来ている様子でした。

また、会を重ねるごとに参加者さんも顔を合わせる機会が増えて参加者さん同士の仲もとても深まっているように感じました。

 

 

4. 参加を通しての気づき

現場見学会で先輩起業家さんのお話を聞いて、「起業」に至るまでにいろんな不安や心配もあるけど、それらを上回るほどの起業への期待があったんだなと感じました。また、起業には決まったスピードや細かい定義がないように感じたので、周りのペースに流されずに、自分のペースで自分の乗りたい波に乗って進んでいけばいいんだなと改めて思いました。

 

Writing:co+shegotoコミュニティマネージャー 望月瑠菜


2020.11.3 Tue   co+shegoto2020 先輩起業家との交流会2「アイデアをどう実現していくか」

 1.実施概要

2020年11月3日(火)10:00-12:30

コワーキングスペース CROSS BE

 

2. 本日の流れ

(1)オープニング

co+shegoto2020先輩起業家との交流会は、甲府駅前のコワーキングスペースCROSS BEで行われました。リアル参加は満員御礼、オンライン参加の方も多く、開始前からにぎやかな雰囲気に包まれていました。

 

(2)講師の紹介

この日は、先輩起業家として2人のスペシャル講師をお招きしました!

自分の【好き】や【得意】を活かして業を起したい全国の人の背中を押しまくっている小商い塾長の横田 親(よこた いたる)さん

起業を志すあらゆる段階の女性を確実にフォローできる体制を構築してきた、株式会社パソナ の諸戸 智霞(もろと ちか)さん 

お2人の豊富な人生経験を交えた赤裸々な自己紹介に、会場からは、「うんうん」という共感と、ざわざわしたどよめきが聞こえてきました。

 

(3)質問コーナー

女性が起業するにあたってぶつかりやすい壁。横田さん、諸戸さんのお2人に、フェーズ0~1の女性が持つ悩みやモヤモヤについて質問しました。

 

全部で15の質問をして、横田さん&諸戸さんそれぞれにお答えいただきました!ここでは、各質問の内容をダイジェストで振り返っています。当日のジャムボードと併せてご覧ください。

https://jamboard.google.com/d/1NorYb2JX28Yv5PGBnJsxVvqi8FLoMI8aKBOyjRiJpcY/viewer?f=5

 

1、友達がいないけど、起業はできますか?

回答:友達がいなければしがらみもない!思い切ってエッジを立ててしまえば、「そういう人探してた!」という人が現れるかもしれない。反対に友達が多いと、その関係を崩したくない気持ちが壁になることも…。

 

2、お金がないと起業は難しい?

回答:今は無料のツールがたくさんある。販売もコストがかからない方法はいくらでもある。まずは手が届く範囲からチャレンジしてみるのが◎。

 

3、経験がない

4、スキルがない

回答:経験やスキルはビジネスに限ったことではない。「人の話を聞くのが上手」というのも立派なスキル。まずは自身の経験を振り返って、自分のスキルを棚卸してみよう。おすすめは自身のライフチャートを作ること。失敗があっても、そこからどうやって上向きになったのかを考えることが重要!

 

5、子育てや家事などに追われて、とにかく時間がない!

回答:時間がないのではなく、何に時間を割くべきか明確になっていないだけ。最優先事項を終わらせてから、その後の時間を有効に使おう!

 

6、とにかく自分に自信がない!

回答:まずはきちんと休んで「普通の生活」をしてみよう。きちんと寝て、きちんと食べる。寝不足や体調不良の時はネガティブな気持ちしか出てこない!

 

7、自分のビジネスの相場がわからない

回答:まずはリサーチして、「自分ならいくら出すか?」を考えて値段を決めよう。そして、自分が提供する価値について知ることが大事。

 

8、成功しやすいビジネスとは?

9、失敗しやすいビジネスとは?

回答:ビジネスには短期的なものと長期的なものがあるので、自分はどういうビジネスかを知る必要がある。また、自分のビジネスのファンが生まれると、成功の確率が高くなる。

 

10、群れることの意味とは?

11、ビジネス友達の作り方

回答:居心地がよく過ごせる場所、安全な(自分のことが話せる)場所であれば意味があるし、そこから人のつながりが生まれる。

 

12、宗教、ネットワークビジネスなど…ヤバいやつの見分け方と対処法は?

回答:何度か経験すると自然と分かるようになる。コミュニケーションをとっても無駄。ハッキリと断るとそのうち来なくなる。

 

13、ビジネスの見切りのつけ時はどんなとき?

回答:急いで決める必要はなく、休んで考えてみるのもアリ。やらなくていい理由がたくさん見つかったら辞めればいいのではないか?

 

14、ビジネスの宣伝方法

回答:本当に喜んでもらえる人に伝わればいい。宣伝をしても、言葉や商品がひとり歩きして、勝手な妄想を抱かれてしまうリスクがあるので注意!

 

15、なにから始めればいい?

回答:まずは安全な場所で自分のやりたいことを人に伝える。そして、まずは無料でやれることからトライしてみる。

 

(4)まとめ

諸戸さんのチェックアウト:一人ひとりが自発的な場所=いい群れ、すなわちコミュニティだと思います。安全な場所で、自分のやりたいことを伝えていくと、そこから誰かが情報をくれることもあります。まずはやりたいことを、人にどんどん伝えていきましょう!また、自己肯定感を高めるためには、睡眠と健康は必須です!

 

横田さんのチェックアウト:壁にぶつかったとき、まず「それで諦められるか?」を自問自答しましょう。それで諦められなかったら続ければいいんです。諦めが悪いのも才能のひとつです。

 

3.参加者の様子

 15の質問は、参加者のどの女性も、何かしら思い当たるところがあったのではないかと思います。そうした悩みや疑問をズバッと斬る横田さんと、包み込むような優しさで答える諸戸さんのお話に、会場やオンラインからは「なるほど」の声が上がっていました。

講座後も、参加者同士や、講師の先生との交流も積極的に行われ大盛況でした。

 

4.参加を通しての気づき 

 今回の講座で何度も出てきたキーワードが、「健康&睡眠」「伝える」「ファンを作る」でした。

まず、健康は前向きな思考や自己肯定感を高めるのに必要不可欠な要素なのだそう。まずはしっかり睡眠をとって、健康的な生活を送ることが重要ということがわかりました!

そして、「伝える」ことと「ファンを作る」こと。まずは、自分のビジネスややりたいことを人に伝えることで周りに広がり、人同士が繋がって、良い連鎖が生まれます。実際に、co+shegotoを通してもさまざまな繋がりが生まれ、連鎖して、嬉しい化学反応が起こっています。

自分のビジネス、またはビジネス以前のやりたいことについて悩んだときは、まず、自分の思いを「伝える」ことから始めてみましょう!

 

 

Writing:co+shegotoコミュニティマネージャー 三森望


2020.10.29 Thu   co+shegoto2020 先輩起業家との交流会1「マーケティング感覚を身につける」

 

1.実施概要

2020年10月29日(木)10:00-12:30

山梨県立図書館 1階イベントスペース

 

2. 本日の流れ

(1)  オープニング

起業を考えている・ビジネスを、よりよくしたいという参加女性と、すでに起業をしている先輩起業家や商工会等で女性の起業について相談を受けている支援機関の皆さんとの交流会です。

 

(2)  本日の交流会の目的

本交流会のゴールは「マーケティングを知識でなく、感覚で身につける」ことです。

日々のニュースや、日常のたわいもない会話から見えてくる身近な困りごとこそがビジネスのチャンス、日常生活でアンテナを張ってビジネスの種を見つけるために、マーケティングの感覚を身につけてほしいと考えています。

 

(3)  ゲストスピーカー自己紹介

●大戸洋子さん

OTO.PAIN/OTO.COMPANY

・週一パン屋さん

・チラシデザイン

・Web管理

・イベント企画

大戸さんは子育て中にパン作りにはまり、それから家で天然酵母を育て、天然酵母のパンを知人に食べてもらったりしているうちに、1000円分パンを焼いてほしいと頼まれたり、旦那さんの会社でパンを売ったりしていました。そのうちパン仲間ができ、その仲間たちとパンのイベント販売を行うことにしました。イベントは大盛況でそれを機にパン作りのステップアップをしていきました。

イベントを通しての人とのつながりで、イベントのコーディネート・メディアの運営管理などパン以外のお仕事もするようになりました。

大戸さんのマーケティングとはお客様のことを``丁寧``に考えることです。

美味しい物をつくることを考える以上に「目の前にどんな人が来てくれるか、そのパンをどんな気持ちで買うのか」を``丁寧``に考えることが大事だとおっしゃっていました。

 

●前野美月さん

・弱音を話せる電話

お子様2人が持病を持っており、子どもが入院をするたびに他の持病のあるお子様をもっているお母さんに闘病生活のストレスの発散法を訪ねてきましたが、良いストレス発散法を持っている方には出会えず、問題ばかりが見えてきました。そこで前野さんは、「医療・介護の知識がある相談員に電話ができる」「予約制だから絶対に電話がつながる」「指名制だから継続した関係性を持てる」「匿名」の相談事業を考えました。でも、この事業が本当に必要な事業かどうかの心配もあったためすぐに始めるのではなく、初めにクラウドファンディングで「何人の方がこの事業に賛同し、有償でも相談したい」と思ってくれるのかの``実験``をし、見事に成功しました。クラウドファンディングで成功することで、本当に自分のしたいことは売れるの?必要なのか?という疑問に一つの答えが生まれました。必要としている人が見えて自信がつき、一歩進めたそうです。

 

●関口晢人さん

・北杜市商工会

前職で培った「情報発信・販売促進・広告宣伝」のノウハウを生かして「経営支援・企業創業・融資」などのことで相談に来る方にアドバイスをしています。

関口さんはマーケティングを釣りに例えて話してくださいました。「道具→手段」「エサ→商品・サービス」「魚→お客さん」

 

(4)  グループ感想共有

大戸さん・前野さん・関口さんのお話を聞いて、感じたこと、聞きたいことを2〜3人のグループで話し、会場全体で共有しました。

「良い釣竿・エサを用意しても自己満で終わってしまう」「マーケティングを重く受け止めていたけど、もう少し肌感覚に寄り添ってもいいだと思った」「人と人とのつながりがマーケティングには大切だなと感じた」「誰の幸せを作るのかを改めて考えさせられた」といった感想や質問が出ました。

 

(5)  質疑応答

(4)で出た質問に対し大戸さん・前野さん・関口さんが答えてくれました。

Q.キャリアも人も優れた相談員をどうやって探しましたか?

A.人と人とのつながりです。様々な人に自分の考え(やりたい事、事業)のお話をして、地道に広めていったことで優れた相談員を探した(前野さん)

 

Q.大戸さんのビジネスは、釣りに例えるとどのような感じですか?

A.魚に合わせて、釣竿・エサを考えています。最初にエサを投げてみたら魚が食いついて、やっていくうちに他の魚や釣り仲間もできて、さらに広げるためにボートを作ったり道具が増えていったり。そんな風に事業や客層が広がっていきました。(大戸さん)

 

Q.同じ方向を向いてくれる仲間づくりはどうしたらいいですか?

A.一個目標を作ってそれに向かって歩むと、自然と仲間意識が産まれるから、目標を決めるといいと思います。

 

Q.つまずいたこと、失敗談はありますか?

A.事業をやっていると失敗はします。でも「その失敗を失敗と受け取るか」、「ダメだったケースと受け止めて次のステップに生かすか」で大きく変わると思います。失敗を恐れずに失敗も生かそうくらいの気持ちが大事です。(関口さん)

A.今も失敗している最中です。伝えたいことがうまく伝えられずにくじけた時のメンタルと向き合うことが大変です。でも自分の目標に向かっている過程を、適当にほめてくれる知人のおかげでまた前向きになれます。

など他にも質問に答えてくださいました。

 

  ( 6 )先輩起業家さんのまとめ

大戸さん)週一パン屋さんで毎回マーケティングチャレンジです。色々試していく中で自分の中でデータが蓄積されて、人がすごく求めてくれるものが完成すると思います。

前野さん)緊張していたけど、皆さんがうなずきながらお話を聞いてくれてうれしかった。

関口さん)マーケティングとは、実務経験のある人が成功例・失敗例を集めて「やっぱりビジネスにはこれが必要だよね」と後付けされたものです。

実務を経験して感じたうえで独自のマーケティングを見つけられる人もいるので、人それぞれやり方は自由にあると思います。

3.参加者の様子

 本日の交流会は会場も広かったため、多くの方が足を運んでくださいました。また、講座1でオンライン参加してくださった方が、会場へ参加してくださったり、出会った方同士でお話をしたり、交流会にはチェックイン(自己紹介)がありませんでしたがとてもいい雰囲気が流れていました。

先輩起業家さんがお話している最中は皆さん静かに頷いてお話を聞いていました。

また、会が終了した後は、積極的に先輩起業家さんのところにお話しに行ったり、参加者さん同士でお話をしたり、それぞれが交流を楽しんでいる様子が見えました。 

 

4.参加を通しての気づき 

 先輩起業家さんのお話を聞いて「趣味からビジネス」「身近な悩み・問題からビジネス」につなぐには``リサーチ力``が必要だなと思いました。「調べる・実践する・失敗する」その失敗に向き合ってまた「調べる・実践する・…」の繰り返しで、その中にある成功が自信につながり、また一歩進めるのではないかなと感じました。

また、マーケティングを難しく考えていましたがお話を聞いて、もう少し軽く受け止めてもいいんだ…とわかりました。

 

 

Writing:co+shegotoコミュニティマネージャー 望月瑠菜


2020.10.22 Thu   co+shegoto2020 講座vol.1『ビジネスモデルを組み立てる』@富士東部地域

1.実施概要

2020.10.22(木) 都留市ぴゅあ富士 10:00~12:30

 

 

2. 本日の流れ

(1)オープニング
本日は都留市にあるぴゅあ富士さんでの開催でした。今回リアルでの参加者さんは 14 名。 少しずつ参加者さんたちが受付を済ませ、テーブルについていきます。緊張したような面持 ちの方や、コーシゴトに馴染みがありわくわくと嬉しそうに入室する方など、今回の講座に 対する十人十色の思いを感じられる様子でした。各テーブルには、サポーターとしてコミュ ニティマネージャーと支援機関の方も配置につきます。各々が自然に挨拶を交わしたり、名 刺交換をして場を和ませる様子がいかにもコーシゴトらしいなぁと感じます。 県庁の花田さん、bondplaceの香さんの挨拶で、徐々に場の空気も和やかになっていきました。

 (2)チェックイン
テーブルに用意したチェックインカードをそれぞれ引いていき、書かれた内容を参考にテ ーブルごと自己紹介を行います。カードには「このテーブルでどんな使命を果たしていきたいか」「この会場をどんな雰囲気にしたいか」などが書かれており、この場は自分について 考え、少しずつでも自由に伝えていい場なのだという空気感を盛り上げていきます。家族構 成や自分のことなどを交えながら気さくに話すことで、テーブルごとに徐々に緊張が解れていきました。

(3)シートの説明
よろず支援の田中さんより、早速シートの説明が始まると、参加者はシートをじっと見つめ たり、天井を見上げて何か考えている様子だったりと、各々が自分と向き合うような姿がとても印象的でした。

(4)サポーターによるデモンストレーション
各テーブルにいるコミュニティマネージャーと支援機関がペアになり、話し手と聞き手に 分かれて実際にシートを埋めていきます。デモンストレーションを聞いている参加者の視線がとても熱意に満ちていたので、サポーター側にもその気持ちが伝わってきます。

(5)シートを使用して参加者の実践
時間を区切り、サポーターが参加者の話を聞きながら実際にシートに付箋を貼って埋めて いきます。コミュニティマネージャーと組んだ場合と、支援機関と組んだ場合とで、参加者の言葉や視点、キーポイントとなるワードも異なることがとても興味深いなぁと思いまし た。

(6)シートの内容の整理、全員での共有
仕上がったシートを見ながら、参加者の思いや今後への課題等をまとめていきます。 対話の中で、まずはこれが課題だと気づけた人、何もかもが手探りだったけれど、自分の楽 しめることや挑戦してみたいことが見えてきた人、すでに実際に物件が決まりつつあり、ど う活用していくか考えている人、障害を抱える人のために活動したい人など、参加者さんそ れぞれの想いがシートにまとめられていきます。 次に、サポーターが参加者のシートを使い、会場全体にシェアする「他己紹介」を行ってい きます。 参加者さんの熱い思いや静かな闘志、向上心、抱えている辛さや悩みなど、サポーターが参 加者さんから汲み取った思いを会場全体に伝えられるよう、各シートを大切に丁寧に他己 紹介していきました。 実際に目に見える形に想いをまとめ、第三者からシェアしてもらうことで、自分を客観的に 見ることができたり、また反対に、それはやっぱり違ったかもしれないな、など、改めて確認するうえで、伝える側の参加者さんにとっても、聞き手となりそれを伝えるサポーターにとっても、非常に貴重な時間だと感じました。

(7)チェックアウト
参加者さんへは「今日明日、まず何をしますか?」 サポーターへは「自分が役に立てることは何か?」 と、二手に分けての付箋へのアウトプットを用いて意見を共有し、チェックアウトを行いま した。
 

3.参加者の様子

 コーシゴトを初めて訪れた参加者さんからは、オープニングの際に「自分がこんなところに 来ていいのだろうか」「こんなこと相談できるんだろうか」と言った声が聞こえたものの、 チェックインやデモンストレーションを通して、だんだんと参加者さん自身が主役なんだ という実感を得ていってくれたように感じます。シートが二枚出来上がったときに、「話す 相手によってこんなに変わるんですね。どちらも全然違う内容だけど、どちらもとても大切 だと気づきました」と、とてもうれしい言葉を頂くことができました。また、すでに起業している方や資格を持っている方々も、ステップアップのために何が必要か、次に何をするべきかが見えてきた、といった声を聞くことができました。

 

 

4.参加を通しての気づき 

 今回の講座では、小さな子どもや思春期の子どもと、その基盤となる母親、また、障害を抱えている人などへの支援となる「なにか」を目標に想いを持つ方々が比較的多いように感じました。

もちろん目指す分野は実に参加者さんそれぞれ個性に富んでいて、すでに活躍されている漫画家さんや、収納アドバイザー、アロマセラピストなど、様々な分野の話を聞けた非常に有意義な講座であったと思います。

講座終了後もサポーターが繋ぎ手となり、ターゲットは違えど、志が似通っている方々が繋がることのできるように自然に動いていた様子や、最初は不安そうだった参加者さんが、終わった後に積極的に「あの人と繋がりたいんです。」と名刺やペンを手に嬉しそうに動く様子は、【これぞコーシゴトの醍醐味!!】と感じました。

 

織物産業や観光資源に頼る事業に偏りがちな東部富士五湖エリアですが、こんなにも熱い思いを胸に秘めている人々が集まってくれたことに非常に心強さを感じたとともに、もっともっと皆が皆、自分のやりたいことを堂々とやって充実した毎日を送る人が増えていくことで、既存の産業に依存しない活気のある地域へと進化していけるのではないかと思い ます。

 

 

Writing:co+shegotoコミュニティマネージャー 斉藤七予


2020.10.20 Tue   co+shegoto2020 講座vol.1『ビジネスモデルを組み立てる』@峡東地域 〜オンライン編〜

1.実施概要

2020年10月20日(火)10:00~12:30

オンラインツールzoomにて実施。

 

 

2. 本日の流れ

(1)オープニング

今年度のco+shegotoは

① 参加したいけど遠くて行けない方も参加できるように。

② 市町村の職員、地域で活動している金融機関とのつながりを作ってもらいたい。

③ 近くで活動している女性同士の繋がりを作ってほしい。

以上3つの思いから地域を分けての開催になりました。

 

(2) 本日の講座で目指しているところなどの説明

‘‘ビジネスのアイディア・ビジネスの種‘‘を、どうビジネスモデル化するのか、アイディアの価値をどうお金に変えていくのか…が起業をするにあたって難しいポイントとなります。

「こんなことをやってみたいけど、これがビジネスになるのかな?」

「こんなことに困っている人を支えたい。でもどうやったらいいのかわからない。」

そんな不安やモヤモヤした気持ちも大切にしながら、様々な人たちと対話して様々な視点から見つめなす中で自分自身の軸をつくっていく。そんなことを目指しているのが、このco+shegotoのプログラムです。

 起業・ビジネスについてのセミナーですが、いきなり「事業計画書を書いてきてください」というところからスタートしません。

どうやったら儲かるのか?ではなく、

「誰かを思いやり、あの人の困りごとを解決したい」

「起業に当たってこんな不安や壁があるんだ…」

といった皆さんの気持ちを分かち合うところから始めていきます。

 co+shegotoのプログラムでは、山梨県内様々な地域の産業支援機関・金融機関・先輩起業家の皆さんがサポーターとなり、参加者の皆さんと同じテーブルについて講座に参加していただいています。

今回の講座内では、「話をしていたら!隣に座っているサポーターさんが、あなたのビジネスのアイディアをまとめて一枚のシートに整理してくれる」魔法のシート(起業スタートシート)を使って、参加女性のやりたいことを論理的に落とし、整理していきます。

 また、同じテーブルのサポーターさんに参加者さんのビジネスのアイディア・ビジネスの種を披露してもらいます。自分のやりたいことを胸の奥にしまっておいたり、事業計画書に書くだけではなくて、書いて伝える・発信することが大事です。伝え発信する事でその人にはチャンスが巡ってきます。講座1では、チャンスをお互いに分け合うような関係を作ってほしいと考えています。

 

(3) チェックイン(オンライン)

・お名前

・どこから参加しているか

・今の気持ち、今日の期待

の3つを共有しました。

画面上のチェックインだったので、まだ緊張している様子でした。

 

(4) シートの説明(オンライン)

オンライン参加の方には、会場とは別で、bondplaceの野口さん、芦沢さん・コミュニティーマネージャーの望月よりシートの説明を行いました。

 

(5) チェックイン2(オンライン)

参加者さんにまだ緊張の様子がうかがえたので、2回目のチェックインを行いました。ここでは、部屋またはカバンの中から``癒しグッズ``を持ってきて紹介しました。

飼っているペットや趣味で集めているものなどを紹介したことで、オンラインの皆さんの人となりを知ったり、自分の好きなことを話すことで緊張がほぐれたり、笑顔が多くみられるようになりました。

 

(6) 実践(オンライン)

ここからは2つのグループに分かれ、参加女性のやりたいこと・事業について30分間お話を聞いていきました。おひとりの話をサポーター2人が聞きながらまとめていきます。少し緊張もあるかなと思いましたが、話していくうちに緊張もすっかりなくなった様子でした。

オンラインでは自分の話をするだけではなく、同じグループの人の話も聞く場面があります。少し違った事業だけど参考になるところがあって聞き入ってしまった。お話を聞けて良かった。などの声が上がっていました。

 

(7) 全員で共有(オンライン)

オンライン参加女性の話を聞きながらまとめたシートをもとに、サポーターさんがその人のやりたいことを説明しました。1人の方のビジネスを2人がそれぞれの観点で紹介することで、紹介される側、聞く側もより理解が深められたのではないかなと思います。

 

(8) チェックアウト(オンライン)

チェックアウトでは講座に参加しての感想を共有しました。

今回の講座で背中を押してもらえた。自分のビジネスを実現させたいと強く思った。などと前向きな言葉を参加者の方からいただくことができました。

 

3.参加者の様子

画面越しならではの緊張が見られましたが、チェックインを2回行ったおかげで緊張がほぐれて、良い雰囲気でシート記入の実践に移ることができました。

オンラインでは雑談が難しいため、講座中の参加者同士の会話はあまりありませんでしたが、講座終了後は、ZOOMのチャット機能を使い連絡先を交換したり、オンラインならではの交流を楽しめました。

 

 

4.参加を通しての気づき

オンライン参加は初めてで少し緊張しましたが。「画面越しだからマスクなしで表情がしっかり見える、気軽に遠方からの参加ができる」などオンラインならではの良さがありました。

また、オンラインでは会場とはまた違う、まったりとした柔らかい雰囲気が流れていたので、参加女性もとても話しやすかったのではないかなと思いました。

Writing:co+shegotoコミュニティマネージャー 望月瑠菜

 


2020.10.20 Tue   co+shegoto2020 講座vol.1『ビジネスモデルを組み立てる』@峡東地域

1.実施概要

2020年10月20日(火)10:00~12:30

山梨市役所 会議室

 

 

2. 本日の流れ

(1)オープニング

co+shegoto峡東は、眺望がすばらしい山梨市役所西館5階の会議室で行われました。

この日のリアル会場の参加者は8名。それぞれ2名ずつに分かれて支援機関やco+shegotoの卒業生でもあるコミュニティマネージャーと一緒のテーブルに座りました。

ほとんど方が「初めまして」状態だったので、若干の緊張のなかでスタートしたco+shegoto峡東です。

 

(2)講座の説明

この講座は、支援機関の皆さんが参加者の女性の皆さんの思いを、どうを引き出すのかが重要なポイントになります。

co+shegotoがいわゆる一般的な「起業セミナー」と異なる点は、参加者自身が内なる思いを吐き出して、それを言語化すること。

そのため、参加者さんと支援機関の方々の対話が重要なポイントになるとあって、参加者の緊張ムードは高まってきました。

 

(3)チェックイン

それぞれのテーブルにセッティングされたチェックインカードを使って自己紹介。

「今やりたいことは?」「最近始めたことは?」などに加え、子どもの年齢や家庭環境の話など、身近な話題も飛び出し、緊張感が徐々に解けてきました。

 

(4)シートの説明

山梨県よろず支援拠点コーディネーターの田中忠さんより、「起業支援シート」の説明がありました。

具体例を交え、時にはビジネス小ネタを挟みつつ、「こういうことも話していいんだ!」という空気が出来上がってきました。

 

(5)サポーターで練習

デモンストレーションとして、地域のコミュニティマネージャーと支援機関の方々とで実際にシートを埋めていきました。

 

(6)実践

今回は参加人数の関係で、サポーター(支援機関、行政、コミュニティマネージャー)と参加者女性がペアになり、起業支援シートを埋める対話が行われました。

30分対話をした後は、ペアを交代するのですが、盛り上がったペアはそのままもう30分、計60分間白熱した対話を繰り広げていました。

緊張はすっかり解け、参加者の女性の皆さんは、自身のやりたいことや実現したいことについて真剣に考え、言葉にしていました。

 

(7)シートの整理

話を聞いたサポーターによる他己紹介のため、聞き取った内容の整理を行いました。

サポーターの人たちによる聞き取りやアドバイスから、「こういうことをやりたかったんだ!」「私はこれが強みなんだ!」など、新たな気付きを得た参加者の声があちこちから聞こえてきました。

 

(8)全員で共有

サポーターさんが、対話をした女性の他己紹介を行いました。

共通する思いを持つ人もおり、会場から「うんうん」「なるほど」と共感の嵐です。

 

(9)チェックアウト

最後に、サポーターと参加者の女性でチェックアウトを行いました。

女性は、「今日の講座後に、まず何をどこまでやるか?」を。

サーポーターの皆さんは「これまでの経験を通して役に立てることは何か?」について共有しました。

 

 

3.参加者の様子

参加女性の現在の状況もそれぞれ異なり、すでに起業をしている人や、やりたいことが明確にある方もいれば、何から始めればいいのか知りたい、という方もいました。

峡東地域は農業従事者が多い地域であるため、参加者女性の中にも「農業をやっている」「冬の間に何かできることを」といった目的で参加をしている人が多かったです。

最初は、緊張と不安いっぱいの雰囲気でしたが、チェックインや起業支援シートを埋めていくにつれて、参加する女性の声が次第にイキイキしてきたのが印象的でした。

支援機関の皆さんも積極的に参加者の話に耳を傾け、自身の経験からのアドバイスなどを交えて熱い対話になりました。

講座終了後は、他己紹介を元に「つながり作り」が大盛り上がり!

あちこちで名刺交換&情報交換で再び白熱していました。

なかでも一番胸熱だったのが、「農業を通して美しい景観を守りたい」という志の女性たちが繋がったこと!

それぞれの地域に同じ志を持つ人がいることで、山梨の豊かな自然と歴史が継承されていく…そんなサステナブルな未来を感じました。

 

 

4.参加を通しての気づき

「起業=ちゃんとした会社」、「女性が働く=家事育児の片手間」という概念が未だに色濃くあるのが峡東地域の特徴ではないでしょうか?

支援機関の皆さんも、普段のお仕事とは異なる内容の話に驚いたかもしれません。

しかし、実際に対話を始めると、さすがプロです!

女性との話の中で飛び出した商品や、ビジネス内容に「そうなんだ!」「え!それってどういうものなの?」とナイスなリアクションと、ナイスなアドバイスをしてくださいました。

最初は緊張していた参加者の女性も、支援機関の皆さんと話すにつれて、あれもこれもと話題が広がり、終盤は職業や立場の垣根を越えて対話をしていた印象です。

今回のco+shegoto峡東を通して、峡東地域における「起業」や「女性が働く」ことについての考え方に新しい風が吹くきっかけになればいいな、と思いました。

 

 

 

Writing:co+shegotoコミュニティマネージャー 三森望


2020.10.8 Thu   co+shegoto2020 講座vol.1『ビジネスモデルを組み立てる』@峡南地域

1.実施概要

2020年10月8日(木)10:00-12:30市川三郷町役場本庁舎 1階/大会議室

 

 

2. 本日の流れ

(1)オープニング

今年度のco+shegotoは

① 参加したいけど遠くて行けない方も参加できるように。

② 市町村の職員、地域で活動している金融機関とのつながりを作ってもらいたい。

③ 近くで活動している女性同士の繋がりを作ってほしい。

以上3つの思いから地域を分けての開催になりました。

 

(2) 本日の講座で目指しているところなどの説明

‘‘ビジネスのアイディア・ビジネスの種‘‘を、どうビジネスモデル化するのか、アイディアの価値をどうお金に変えていくのか…が起業をするにあたって難しいポイントとなります。

「こんなことをやってみたいけど、これがビジネスになるのかな?」

「こんなことに困っている人を支えたい。でもどうやったらいいのかわからない。」

そんな不安やモヤモヤした気持ちも大切にしながら、いろんな人たちと対話して様々な視点から見つめなす中で自分自身の軸をつくっていく。そんなことを目指しているのが、このco+shegotoのプログラムです。

 起業・ビジネスについてのセミナーですが、いきなり「事業計画書を書いてきてください」というところからスタートしません。

どうやったら儲かるのか?ではなく、

「誰かを思いやり、あの人の困りごとを解決したい」

「起業に当たってこんな不安や壁があるんだ…」

といった皆さんの気持ちを分かち合うところから始めていきます。

 co+shegotoのプログラムでは、山梨県内様々な地域の産業支援機関・金融機関・先輩起業家の皆さんがサポーターとなり、参加者の皆さんと同じテーブルについて講座に参加していただいています。

今回の講座内では、「話をしていたら!隣に座っているサポーターさんが、あなたのビジネスのアイディアをまとめて一枚のシートに整理してくれる」魔法のシート(起業スタートシート)を使って、参加女性のやりたいことを論理的に落とし、整理していきます。

 また、同じテーブルのサポーターさんに参加者さんのビジネスのアイディア・ビジネスの種を披露してもらいます。自分のやりたいことを胸の奥にしまっておいたり、事業計画書に書くだけではなくて、書いて伝える・発信することが大事です。伝え発信する事でその人にはチャンスが巡ってきます。講座1では、チャンスをお互いに分け合うような関係を作ってほしいと考えています。

 

(3) チェックイン

テーブルごとに自己紹介を行いました。

①名前

②チェックインカードに書いてあること(今日の期待は?今心配な事、不安な事、迷っている事はなんですか?といった様々な質問が書いてあるカード)を共有しました。

 

(4) シートの説明

シートを作成する際にご協力いただいた、山梨県よろず支援拠点コーディネーターの田中忠さんより「起業スタートシート」の説明をしていただきました。

 

(5) サポーターで練習

まず初めに見本として、サポーター同士で話す人、インタビューする人を決めて10分間でデモンストレーションを行いました。

 

(6) 実践

各テーブルのサポーターには、参加女性が言葉に詰まってしまっても言葉が出てくるまで待つことを大切にしてもらい、女性が話しやすいように雑談を交えながら一対一で30分間シートを埋めていきました。

はじめは、サポーターも参加女性も堅い雰囲気の中で話をしていましたが、自分のやりたいことやそれに対する想い・一歩踏み出す上での不安などを話していく中で、少しずつ雰囲気が柔らかくなり、楽しそうに話をしていました。

30分後、別のサポーターとペアを組み、もう一度シートを埋めていきました。

サポーターも人によって得意な分野や考え方が違うので、ペアが変わるとシートのまとめ方も変わってきます。いろんな角度からのフィードバックをもらうことで、自分の想いや事業をより広い視点で捉え直す機会になったのではないかと思います。

 

(7) シートの整理

この後は参加女性の話を聞いたサポーターが、全体の前でペアの相手の想いやビジネスを紹介する時間になりました。なので、サポーターが参加女性の話を聞きながら整理したシートをあらためて見直し、追加の質問や確認などをしました。サポーターの皆さんも、全体で発表するとのことでちょっと緊張しながら、真剣にペアの参加女性に向き合っていただきました。

 

(8) 全員で共有

サポーターが起業スタートシートを基に、ペアの参加女性のビジネスを2分ずつ他己紹介します。サポーターは「上手に紹介できるか…」と責任を感じて緊張していましたが、参加女性にとっては「誰かが自分の想いやビジネスを言葉にしてまとめてくれる」「自分の想いを客観的に捉え直す」機会になり、嬉しそうな様子がうかがえました。

 

(9) チェックアウト

参加女性の方は今日の講座を受けて“まずは何をどこまでやるのか”

サポーターは“経験を通して役に立てる事は何か”

を各テーブルで共有しました。

起業スタートシートで空欄になっている箇所を埋められるように考えたい・今日の講座に参加したことをブログに書く。など自分のビジネスをまた一歩先に進ませるよう!という女性の強い気持ちを感じるチェックアウトでした。

 

3.参加者の様子

秋雨前線の影響で雨が沢山降っていましたが、会場には9名もの女性が足を運んでくださいました。

講座1「ビジネスモデルを組み立てる」@峡南地域では4つのテーブルに分かれて講座を進めていきました。席と席の間隔が空いていて講座が始まる前は、静かな雰囲気が流れていましたが、オープニングの挨拶から始まり、チェックインで不安や今日の期待を共有したことで、参加女性とサポーターの心の距離が縮まり少しずつ緊張がほぐれていきました。

講座終了後は、同じようなビジネスをしている方同士でお話をしたり名刺交換をしたり、前回の講座で紹介してもらった支援機関さんを訪ねたりとそれぞれが繋がりを作っていました。

 

 

4.参加を通しての気づき

今回の講座も参加女性一人に対してサポーターが一人つくスタイルだったので、私もじっくりお話をすることができました。

私のテーブルは、参加女性もサポーターも近い地域の人たちだったので、地元の話で盛り上がったり、「ここではこういう活動をしているよ・どこどこに参考になる活動をしている人がいるよ」と地域性のある話題を共有することが出来ました。

 

 

 

Writing:co+shegotoコミュニティマネージャー 望月瑠菜

 


2020.10.6 Tue   co+shegoto2020 講座vol.1『ビジネスモデルを組み立てる』@中北地域

1.実施概要

2020年10月6日(火)10:00-12:30

ぴゅあ総合 大会議室

 

 

2. 本日の流れ

(1)オープニング

今年度のco+shegotoは、

①参加したいけど遠くて行けない方も参加できるように。

②市町村の職員、地域で活動している金融機関とのつながりを作ってもらいたい。

③近くで活動している女性同士の繋がりを作ってほしい。

以上3つの思いから地域を分けての開催になりました。

 

(2)本日の講座で目指していることなどの説明

 ‘‘ビジネスのアイディア・ビジネスの種‘‘を、どうビジネスモデル化するのか、アイディアの価値をどうお金に変えていくのか…が起業をするにあたって難しいポイントとなります。

「こんなことをやってみたいけど、これがビジネスになるのかな?」

「こんなことに困っている人を支えたい。でもどうやったらいいのかわからない。」

そんな不安やモヤモヤした気持ちも大切にしながら、いろんな人たちと対話して様々な視点から見つめなす中で自分自身の軸をつくっていく。そんなことを目指しているのが、このco+shegotoのプログラムです。

 起業・ビジネスについてのセミナーですが、いきなり「事業計画書を書いてきてください」というところからスタートしません。

どうやったら儲かるのか?ではなく、

「誰かを思いやり、あの人の困りごとを解決したい」

「起業に当たってこんな不安や壁があるんだ…」

といった皆さんの気持ちを分かち合うところから始めていきます。

 co+shegotoのプログラムでは、山梨県内様々な地域の産業支援機関・金融機関・先輩起業家の皆さんがサポーターとなり、参加者の皆さんと同じテーブルについて講座に参加していただいています。

今回の講座内では、「話をしていたら!隣に座っているサポーターさんが、あなたのビジネスのアイディアをまとめて一枚のシートに整理してくれる」魔法のシート(起業スタートシート)を使って、参加女性のやりたいことを論理的に落とし、整理していきます。

 また、同じテーブルのサポーターさんに参加者さんのビジネスのアイディア・ビジネスの種を披露してもらいます。自分のやりたいことを胸の奥にしまっておいたり、事業計画書に書くだけではなくて、書いて伝える・発信することが大事です。伝え発信する事でその人にはチャンスが巡ってきます。講座1では、チャンスをお互いに分け合うような関係を作ってほしいと考えています。

 

(3)チェックイン

テーブルごとに自己紹介を行いました。

①名前

②チェックインカードに書いてあること(今の期待は?今心配なこと、不安なこと、迷っていることはなんですか?といった様々な質問が書いてあるカード)を共有しました、

 

(4)シートの説明

シートを作成する際にご協力いただいた、山梨県よろず支援拠点コーディネーターの田中忠さんより「起業支援シート」の説明をしていただきました。

   

(5)サポーターで練習

まず初めにこの後どんなふうに進めていくのか?を参加者の皆さんにイメージしてもらうため、サポーターさん同士で話す人、インタビューする人を決めて10分間でシートを埋めていきました。

 

(6)実践

各テーブルのサポーターさんには、参加女性が言葉に詰まってしまっても言葉が出てくるまで待つことを大切にしてもらったり、女性が話しやすいように雑談を交えたりしながら一対一で30分間、シートを埋めていきました。

30分後に、ペアを交代し、別のサポーターさんとまたシートを埋めていきました。

   

(7)シートの整理

サポーターさんが参加女性のビジネスの話を聞いたうえで、確認をしながら改めて整理をしていきました。

 

(8)全員で共有

サポーターさんが参加女性のビジネスを起業スタートシートを基に、2分ずつ他己紹介します。

   

(9)チェックアウト

・女性の方は今日の講座を受けて‘‘まずは何をどこまでやるか‘‘

・サポーターさんは経験を通して役に立てる事は何か

をテーブルごとに共有しました。

 

3.参加者の様子

新型コロナの影響で昨年度より三分の一の人数で、開催されたco+shegoto2020

初日の@中北地域では、ソーシャルディスタンスで人と人との感覚が空いていたため静かな様子でしたが、講座が始まりチェックインを終えると会場が一気に温まりました。いい雰囲気のまま‘‘起業スタートシート‘‘に取り組めたので、参加女性の方々も、楽しく自由に自分のビジネスのアイディアを、サポーターさんにお話しできたのではないかなと思います。

講座の終了後は、各々名刺交換をしたり、同じような思いで起業を考えている方同士でお話したり。とつながりを作っていました。

 

 

4.参加を通しての気づき

今年度のco+shegotoでは参加女性1人に対しサポーターさん一人という形だったので、参加した女性は絶対に金融機関や行政の方とお話ができたのです。そのため、せっかく参加したのに緊張のせいで自分から話に行けず、結局、相談したい事、話したいことがあったけれど話せなかったという事がなかったので参加した女性の一人一人の満足度はとても高かったと思います。

 

 

 

Writing:co+shegotoコミュニティマネージャー 望月瑠菜